縮毛矯正毛にパーマかけて失敗!

From:内野

 

縮毛矯正していますか?

まさかとは思いますが、
カールがほしいからと言って、
普通のパーマをかけたりしてないでしょうか?
(かけようと思っていないでしょうね?)

 

実は、本当に多い失敗事例なんです。こうなったものをきれいに創る事は大変です。だって乾かしてもカールは出ずにボサボサになるだけ・・・

事例も含め解説していきます。

質問:
 コールドパーマをかけました。くせ毛で縮毛矯正かけています。くせ毛のせいかボワッとした感じでぼさぼさでうまくまとまりません。何か方法はないでしょうか?又くせ毛にはデジタルパーマが最適なのでしょうか?

回答:
パーマには、
薬品だけで処理していくウェットパーマ
途中、乾し形成するという行為が入るドライパーマがあるとご理解ください

ウェットパーマとは:コールドパーマ、ストレートパーマなど1液で髪をやわらかくしてカールなりストレートなりに形成、その後2液と呼ばれる固定剤で形を決めるものです。薬剤等呼び名で色々ですが所詮同じ理論です。

それに比べ
ドライパーマは:1液で軟化処理した後、必ず熱で乾かしながら(アイロン、ブロー、発熱カーラー)形成する作業が入ります。その後、2液処理という流れになりますが、乾かす事により再現性が高まり形状記憶パーマなど呼ばれているものがこのパーマになります。デジタルパーマ、縮毛矯正がこの種の施術法です。

 

 

 > くせ毛のせいかボワッとした感じでぼさぼさでうまくまとまりません。

普通のパーマは濡れている時はウェーブは出ますが、乾くと癖が勝ってしまいますので、ボサボサになりやすいです。
また縮毛矯正している髪ならパーマ液がついた時点で縮毛矯正は解除され、かえってくせ感、傷み感が出てしまします。この場合はドライパーマシステムのデジタルパーマであるべきです、
 

これは理論の問題で、技術の問題ではないから、どんな優秀な美容師がやっても失敗の確率は高くなります。

 

では、最初の問題に戻ります。

縮毛矯正された髪に、パーマ液をのせた時点で矯正は解除されます。くせ毛の方はボサボワくせ毛が出てきます、傷んでいる髪は乾くとチリチリが出ます。ごくごく当たり前の現象なのです。そうならないためにも縮毛矯正している方はドライパーマの部類(デジタルパーマ、エアウェーブ、コテパーマ)を選択してください。

コレこそ縮毛矯正のカール版ですね。