ヘアカラーで髪を傷めないために

ヘアクリニック髪風船:内野

 髪、傷んでいませんか?
もしかして、ヘアカラーしています?

そうなんです、髪を傷める最も大きな要因はヘアカラーです。とは言ってもおしゃれのためには仕方ない?白髪染も仕方ない?仕方ないですね。だったら少しでも傷めないように、ヘアカラーの知識も持っておきましょう。

髪の傷みの元凶はヘアカラーに有り

白髪染はブリーチ剤だと知っていますか? 

 色を付けて染めるカラーとしては
●一般的な2液(過酸化水素水)がセットされているヘアカラー
●2液を使わない色を付けるだけのカラー剤があります。

 大きく分けてこの2種類を考えてもらいたいのですが、

おしゃれ染などの黒髪を明るい色に染めるという事は、前者の2液を使った一般的なヘアカラーの仕事になるのですね。明るく染めるという事はカラー色素の問題ではなく、アルカリと過酸化水素によるブリーチの力なんです。一般的な白髪染もこの部類です。白髪染は地髪が一旦ブリーチされ、その上に黒い色素が入るというシステムです。退色すると茶髪状態。

●後者の物は全て色をくっつけるだけ、例え黒髪に黄色をくっつけても黒です。カラートリートメント、ヘナ、ヘアマニュキアなどはこの部類、ブリーチがされないため明るさは望めません。(髪は傷みません)


それともう一つご理解頂きたいのは、カラーによる髪の傷みは、このブリーチ(脱色)によるものだという事を!おしゃれのためなら、髪を明るくする、これも全く問題ないでしょう。でも必要以上のブリーチを起こさない工夫が大事だという事。

 では、もう少し詳しく・・・

ヘアカラーのメカニズ

1剤の主原料
染料アルカリ剤

2剤の主原料
過酸化水素水 

この2つを混ぜ合わせます

 2剤の主剤である過酸化水素1剤中のアルカリの影響をうけ大量の酸素を発生します。 発生期の酸素は毛髪に酸化漂白作用(ブリーチ)をもたらします

一方で同時に行われている染着ですが、
1剤中にあるジアミン系色素(色の元)が酸化されジアミン同士がくっつきあい色(発色)となります。

 一般的なカラー(アルカリカラー)は毛髪のメラニンをブリーチする作用と、染料を発色させる2つの事を同時に行っています。暗めの白髪染めでもブリーチ作用はかなりあり、漂白した分だけ色素が入る為に結果として暗めに染まります。

 

では、まとめますね。

1、髪のメラニン色素を漂白するブリーチ(剤)というのが有ります。
(明るくなるだけです)

2、ブリーチと染着を同時にする一般的なヘアカラー(白髪染)が有ります。(明るさと色味が出ます、暗くも出来ます)

3、色素入れのみをする、へナ、ヘアマニュキア、カラートリートメント類が有ります。明るさは望めません、色味だけです。

 

P.S.
最も髪を弱める技術が一般ヘアカラーです、自分でも常識的にアフター処理はしましょう(自宅でも)これでバサバサ髪も、ツルサラの髪に、、、(カラー後使うためにも常備しておきましょうね)↓
http://kf-shop.ocnk.net/product/90