ヘアカラーで髪を傷めない方法

ヘアカラーで大事な事は、
根元(新生部分)と既染部分(過去に染めたところ)の塗りわけを考えないといけません。(初めて染める方はこの限りではありません)

カラーしていて根元が延びている状態を仮定した場合、根元の傷みはありません、しかし毛先になればなるほど過去に何度となくカラーだパーマだとされているはずですから、傷みも激しいでしょう。これが髪の状況です。

だとすれば・・・
根元は刺激があったとしても、希望の明るさに良く染まり持ちの良い一般的カラー剤を選択。

かし
毛先の方は絶対に同じカラー剤は使ってはいけません。毛先の状況は傷みがある、過去に染めた色素が残っているという状況です。
当然傷みにくいカラーを選択する、それはブリーチを起こさないように(2液の過酸化水素水濃度を極端に落とすなどの工夫)(市販品カラー剤にカラーバターをミックスる方法)または傷まないようにカラートリートメントなどを利用する。詳しく知りたい方は、髪風船に質問ください。

いかがですか?
カラーは他の技術と違って素人でもできるような技術である事は確かです。塗るだけの技術ですから。しかし、理論はしっかり理解しておかないと真っ黒になった、髪が酷く傷んだ、縮毛矯正したらビビリ毛になったなんて事につながります。


例えば、

当方でも発売しているカラーバター(カラートリートメント)の質問
>髪を明るくしたいのですが、ライトブラウンかイエローで染めると明るくなりますか?

もうお分かりですね。

今までの理論が理解出来たら、間違いに気づくと思います。
黒髪部分にイエローでもライトブラウンでも色素をくっつければ、今以上暗くなります(色素重合)明るさは全く求められません。明るくするのはブリーチの仕事ですから。カラーバターで根元の白髪を染める時はより良く染まるようにアルカリを混ぜたりブラックを混ぜたりしないといけません、もちろん明るさを求める事はできません、これも根元だけの剤です、毛先は明るい色を選択しないといけません。この様に根元と毛先は条件が違うので、必ず対処を変えるという事です。この方法をリタッチ法と言いますが、これは絶対的に必要な知識です。

しかしあまりに難しいと思っている人もいるでしょう。そこで、消費者の味方、髪風船としては市販品カラー剤を使っている方に4つほどアドバイスさせていただきます。


 4つのポイント

 1 前処理、傷んだところを保護する(カラーリスト、リードオイルK)
 2 根元とすでに染まっている部分の薬品をかえる
 3 カラー剤でアルカリに傾いた毛髪を弱酸性(髪の等電点)に戻す、
(メンディングメイド)
 4 残存過酸化水素水の完全除去(メンディングメイド)

いかがですか?今まで2番について詳しく触れてきましたが理解してもらいました?根本はしっかり希望通りに染める、毛先既染部はブリーチを起こさない工夫また明るめの色素を使うという事ですね。

★本格的なツヤカラー、ダメージが少ないホームカラーが希望の方は、1~4をしっかり勉強してやってください。並みの美容室よりトリートメント効果は高くなります。(技術的な事は別として)特に1.3.4は誰にでもできます、それでいてほとんどの人がやってない事です。

P.S.
これは必需品ですね
https://kf-shop.ocnk.net/product/89