パーマとカラーどっちが傷む?

ヘアクリニック髪風船:内野

パーマとカラー、どちらが髪は傷むと思いますか、、、

パーマの工程は、

1液といわれる還元剤で髪の結合を切り それをスタイリングにあわせてロッドに巻き2液、酸化剤で結合しなおします。 100%再結合できない分、髪にダメージは残りますが、 適切な作業をすれば、さほど傷む事無く出来るのがパーマです。

 ヘアカラーによる傷みはどうでしょうか?

通常の1剤2液を使ったヘアカラーを考えて見ましょう。 (ブリーチを伴う) 白髪染めも地髪はブリーチは起きていますので同じ考え方。

この場合、
髪のメラニン色素を漂白しながら色を入れるという理屈になっていますが。 まさにメラニン色素、タンパク質を破壊すると言う行為、 ヘアカラーは破壊しっぱなしです。 1回明るくすると永久に明るいままです。誰が気をつけて作業しようとも、結果その明るさに比例して髪はダメージします。 カラーで傷めないようにするのは、不必要な明るさを求めない事、ブリーチを最小限度にする工夫に尽きます。

 おしゃれの為なら、

明るくする事も仕方ないでしょう、 白髪染めも仕方ありません。根元を明るくするのに必要なブリーチは仕方ないが、 毛先も退色していて色を入れたいなら、 ブリーチを起さない方法、 または起きないカラー剤を使う(カラートリートメントなど)
オッと、長くなってきました、

結論:パーマよりブリーチを伴うヘアカラーの方が髪は傷むと言う事。

縮毛矯正等でビビリが出来たなど多くは ベースにヘアカラーしていて髪の強度が落ちている時に失敗されやすくなります。 是非上記の事を理解して頂き、不必要に髪の強度を落とさない事が予防美容の考え方です 。

PS,
傷みにくい基本的な知識を持ってもらう事と、 ご自分でも、前処理、後処理は充分する事が大事、 悪い状況にある髪は簡単に傷みを進行させると言うことです。 

PPS、
もし、傷みにくいヘアカラーを知りたい方は、以下の記事が参考になると思います ↓
 

つやつやのヘアカラー