間違いだらけのヘアカラー、最終章

From:内野

このシリーズ3回目です、過去の記事まだ見ていない方は記事こちらから


カラーは他の技術と違って素人でもできるような技術である事は確かです。塗るだけの技術ですから。しかし、理論はしっかり理解しておかないと真っ黒になった、髪が酷く傷んだ、縮毛矯正したらビビリ毛になったなんて事につながります。

例えば、当方でも発売しているカラーバター(カラートリートメント)
>髪を明るくしたいのですが、ライトブラウンかイエローで染めると明るくなりますか?
>ディープブラウンで全体染めたが、全体黒くなった、でも根元の白髪は染まらなかった。

もうお分かりですね。

黒髪部分にイエローでもライトブラウンでも色素をくっつければ、今以上暗くなります(色素重合)明るさは全く求められません。

明るくするのはブリーチの仕事です。

カラーバターで白髪を染める時はアルカリを混ぜたりブラックを混ぜたりしないといけません、もちろん明るさを求めるのは難しいですしこれも根元だけの剤です、毛先は明るい色を選択しないといけません。この様に根元と毛先は条件が違うので、必ず対処も変えるという事です。

しかしあまりに難しいと思っている人もいるでしょう。

そこで、消費者の味方、髪風船としては市販品カラー剤を使っている方に4つほどアドバイスさせていただきます。

 4つのポイントとは、、、

 1 前処理、傷んだところを保護する
 2 根元とすでに染まっている部分の薬品濃度をかえる
 3 カラー剤でアルカリに傾いた毛髪を弱酸性(髪の等電点)に戻す、
 4 残存過酸化水素水の完全除去

 

 もっと本格的なツヤカラー,ダメージが少ないホームカラーが希望の方は、1~4をしっかり勉強してやってください。並みの美容室よりトリートメント効果は高くなります。(技術的な事は別として)特に3.4は誰にでもできます、それでいてほとんどの人がやってない事です、

 P.S.
これはセルフカラーの方にはお勧めです、艶感触が違ってきます。