補修剤の定義(これではダメ間違ったヘアケア)
ヘアークリニック「髪風船:内野
補修ケア、補修剤って何?
世の中の8割以上の人は間違った髪補修ケアをしています。
残念ですが、それでは髪は綺麗になって行きません。
アナタは大丈夫ですか?
ヘアケアは髪のお手入れ全般を言いますが、
では、補修って辞書で調べると
「傷んだ部分を補いつくろうこと。手入れをする事」
なんて出ています。
修理修復なんて似たような言葉は多くあります。
ここで言葉の勉強しても意味ありませんので
髪風船流、髪補修の定義を解説しましょう。
まず
髪の傷みとは何でしょう?
業界でも、いろんな測定法があります。
引張強度、、滑り、艶、保湿度、キューティクルのめくれ・・・
では、髪の構成を見てみましょう。
まず毛髪は、
約80%のたんぱく質(PPT)
約5%の脂質(CMC)
約12%の水分
で構成されています。約ですから数字は突っ込まないでくださいね(笑)
ここをしっかり理解してください。
髪のダメージとはこれら構成成分が破壊流失した状態を言います。
そして、
髪のダメージで破壊流失、減少している
構成成分の補給修正をする事を補修と呼んでいます。
それらに使う剤が補修剤です。
ではもう少し具体的に説明します。
例えばパーマ、カラー、縮毛矯正等で
髪のタンパク質はダメージを受け
流失します。髪の内部は穴ぼこ状態
キューティクルもタンパク質ですし、
CMC(細胞膜複合体)で覆われています。
CMCは髪の内部まで細胞間を隙間なく
張り巡らせており髪のしなやかさ保湿を保っています。
ところがですよ、、、
パーマ、カラーでCMCは
簡単に無くなってしまいます。
結果パサパサ状態の髪に・・・
では、対処として、
ケラチンたんぱく質を補いましょう。
CMCを補いましょう。
朝からは保湿剤で水分補給しましょう。
では一般で言われているヘアケア、
例えばシャンプー
これは基本的に補修剤とを言えないと思います。
例えアミノ酸、タンパク質が配合されていても、
その配合量は微々たるものです。
シャンプーはあくまで汚れを落とす物、
さらに良く使われている、
洗い流さないトリートメントオイル
確かに配合成分次第では
疑似CMCになりえますが
多くが感触良化剤であり、
内部補修できるような成分ではありません。
髪が傷んでいるから
このオイルを付けていれば良いと
考えるのはちょっと危険です。
髪の感触だけとらえると、本質的な補修が
おざなりになりやすいです。
いかがですか?
まとめと復習
髪の傷みとは髪の構成成分が、
破壊流失した状態。
髪の補修とはそれら破壊流失した
成分を疑似的に補給する事を言います。
ここで大事な事は、
どんな優れた補修剤も所詮疑似成分で
髪の成分と同化する事は無いという事です。
シャンプーする事で徐々に抜け落ちます。
だからこそ、
日々、補修ケアは
続けないといけないという事
美容室で月1回トリートメントに行っているから大丈夫!
これでは補修ケアは完成しません。
シャンプーだけで…、トリートメントだけで・・・
洗い流さないトリートメントだけで・・・
偏ったケアは補修ケアとは
呼ばれないという事になります。